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歯科医師の技術とは

歯科医師の技術といえば、何を思い浮かべるでしょうか?
口腔外科、インプラント、矯正治療、ホワイトニングなど、治療の選択肢が多いことを「技術がある」と考えるでしょうか。

私が考える技術のある歯科医師とは、
一つ一つの「治療判断が的確」かつ「作業のクオリティが高い」医師のことです。

私は歯科とサッカーで、技術の捉え方に近しいものがあると感じています。
サッカーでは刻々と変わる試合展開の中で、適切な状況判断を行うこと。そしてその判断に応じたドリブル、パス、シュート等を精度高く実行すること。この二つが高レベルで揃っているほど、技術のあるサッカー選手と、私は考えています。
医師にも、治療の「判断」「作業」が高レベルであることは、常に求められると言っていいでしょう。

具体例として、大きいむし歯で被せものを作る治療の場合を考えます。

第一に口の中すべてを見渡すこと、そして患者さんの人そのものをみることです。
他の歯は大丈夫か、どうしてこうなったのか。
原因をあまり考慮せずに治療を開始しても、問題は繰り返し起こります。
的確な判断には、歯科医師の観察力、ヒアリング力、分析力が問われます。

続いて治療技術。
歯の削り方一つとっても、考えることは多いです。

高速回転&フェザータッチ(軽く触れるくらいの圧力)で、
水を出しながら発熱させないように削るのか。
それとも低速回転で水を出さないで、歯の切削片の性状を観察しながら削るのか。

そして被せものを作る手順。
土台を削る角度は6~10度を目安に、隣の歯や噛み合わせの歯との隙間の広さは、被せ物の材料によって0.8~2.0mm位で調整します。
被せ物をセットする際は、隣の歯との接触は0.05~0.11mmの間に収まるようにしますし、噛み合わせは0.03mm以内を目標に調整していきます。

どのような治療を行うかと判断し、これら技術を的確に使用する。
「医療は常に進歩している」といいますが、
歯科の現場においては自分自身で進歩する意識が大事だと考え、日々精進しています。

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